ゴールデンウィークも終盤。
今日は久々の掛かり釣り。
本命はイサキ,裏本命はタイ‥ということで。
2年前の5月5日に初めて掛かり釣りをさせていただいた松竹丸。
そのときは いとも簡単にイサキがポンポン釣れたので
これは簡単で楽しい釣りだ‥と思ったら そんなに甘くはなかった。
去年は2度ほど予定していたが,悪天候と私の都合でイサキ釣りはできずじまい。
2年ぶりに良型イサキの引きを味わいたいものだが。
ジャンボ船長 お久しぶりです。
昨日は上り潮が速くて釣りにくかったようで
イサキも型はよかったが一人5匹程度ということ。
さて今日は‥
瀬戸内と違って いつものように釣り場に着いてみないと
海の状況は全く分からない。
港を出ると さっそくゆったりとした大きなうねり。
沖合いに発生した熱帯低気圧によるものか。
瀬戸内の風波に対してはかなりの免疫ができたが,
太平洋のうねりは できるものなら勘弁してほしい。
おまけに雨まで落ちてくるし。
昨夜の天気予報では「曇りときどき晴れ」
傘マークなんて出てなかったからカッパ持ってきてな〜い。(泣)
いきなりいやな展開。
さらに追い討ちをかける事実が‥
無線から
「下り潮 飛んびょるで〜」
ポイントに到着。
港の前では16度だった海水温が漁場では14度に。
イサキの食いが良かった先週は19〜20度あったというのに。
昨日までの上り潮が下り潮に‥
急激な海水温の低下‥
さらに激流‥
「潮が上りから下りに変わったら海水温が急激に下がるので
魚は大きく移動する。網にはごっそり入るんよ。
釣りはあかんけどな。」
木岐の某船頭さんの言葉が重くのしかかる。
瀬戸内では一気に海水温が4度や5度も下がるなんてありえないことなのだが。
マダイのカゴ釣り・フカセ釣りをしてやろうと持ち込んだタックルも
これほどの激流では出番がない。
船頭さんとマダイ魔人のK氏はズボ釣り,私はウキ釣りで釣り開始。
オモリ50号の仕掛けを落とすと‥
流れがなければ竿とラインの角度は90度なのだが,
激流のためズボ釣りでも120度
私のウキ釣りは150度くらいの角度でラインが流される。
ハリスの長さを考慮してウキ下15mに設定しているが,
実際にサシエはどの深さを流れているのか全然分からない。
他の船この激流にも苦戦しているようで
魚が揚がっている様子はない。
3回ほど流したところで 気分が悪くなってきた。
昨夜 娘の誕生祝いで居酒屋で飲まずに大食いしたせいか
胸焼けしてほとんど眠れなかった。
冬の荒れた海にくらべるとこの程度のうねりは何のことはないのだが
コンディションが悪いせいか,今日はダメだ。
船頭さんにお任せして ちょっと休憩。
松竹丸ロイヤルスイートルームでしばしお休み。
2時間ほど休憩しているうちに ちょっと時合いがあったようで
イケマがにぎやかになっている。
私の竿にもイサキが2匹ヒットしたという。
ちょっと復活したので
さぁ 試合再開。
あいかわらず激流。
ウキが真横になりアタリなんて分からない。
揚げてみたらアジが付いていた。
その後 アタリのない状態が続く。
1時間ほどがんばったが,また気分が悪くなってきた。
本日2度目の休憩。
11時
釣れないためか回りの船が全部撤収していった。
2時間ほど休んで そろそろまた復活しようと思ったら
私のタックルを手にしている船頭さんの動きが何やらあわただしい。
「タモ持ってきて〜 タイや。」
あらら‥
こんな激流の中でも食ってくるんですね〜。
潮が速すぎて食いが悪いので
ウキ下を26mにハリスを細く(2.5号)長く(10m)に交換してくれていた。
こんな悪条件の中,本命も裏本命もあっさり釣ってしまう船頭さんはさすがです。
私も頑張らねば‥
1時間ほどがんばったものの,アジ1匹釣っただけ。
再び生体反応がなくなった。
さらに北東の風がどんどん強まってきた。
本日 3度目の休憩。
そして‥
そのまま沖上がりの14:00を迎える。
終日 下りの激流のため厳しい一日となった。
秋冬のアオリの時期はたいてい潮が流れず苦戦するというのに。
何より 酔って釣りにならなかった(実釣2時間ほど)自分が情けない。
次回は コンディションを整えて旬のイサキを狙おう。
潮や天気にも恵まれますように‥
誰が 何を どれだけ釣ったか は聞かないでください‥
私の釣果
↓
本日の釣果 アジ 2匹